エジプトでは、親が職場に子どもを連れてくるのは当たり前

農村で楽しくお仕事中のスタッフHです!

ある日父さんが、コブ付きでやってきました。 4歳のぼくちゃん、流行りのダメージジーンズ…いや彼は5人兄弟の末っ子… お父さんと働く気満々です。

エジプトでは、親が職場に子どもを連れてくるのは当たり前です。 誰も咎めません。 子どもの方も割合と大人しくしています(もちろん慣れてくればウロウロします)

職場に子供を連れてくる慣習の理由に、一つには「周りの気」があるかなと思います。 子どもを職場に連れてきた人を見て、日本だと「非常識な!」オーラがありませんか? 電車の中でちょっととでもグズれば「なんだよ」と、負のオーラがたちまち発生していませんか?

元気、やる気、病気…私はスピリチュアルなどに傾倒していませんが、「気」という目に見えないものは、少なからず我々の生活に影響していると思います。 日本だと、火がついたように泣き叫ぶ子どもを公共の場で見ることがあります。 そしてセット販売で「親をけしからん」と態度でしめしている人をよく見る気がします。

エジプトだと、子どもはみんなの宝です。 「ようこそようこそ」と職場にも迎え入れてあげます。 グズればバスの後ろの席の人が百面相したり、隣の人がお菓子をくれたりして、みんなであやします。 大きくなれば、環境にも慣れますから、親の仕事が終わるまで、大人しく遊んだり宿題しながら待つようになります。

自分もかつて赤ん坊で、ガキんちょだった時代があったことを思い出しながら、子どもたちと共存していきたいなと思います。

さて、現場の子どもは、昼休みに母さんが引き取りにきて、めでたく帰宅しました。